こんにちは!「全ての美容室にウェブマーケティングを!」三上です。
美容師のあなたはブログを書けば集客出来ることがわかってきたものの、そろそろブログのネタも尽きてきた頃ではないでしょうか?SEO効果も高く良質なコンテンツを作るヒントになるアプリをご紹介します。
目次
関連キーワードがわかる「Keyword Tool」
このKeyword Toolは、Google検索やInstagram・Twitter・Youtubeなど、各サイトのAPI(Application Programming Interface ※今回説明は省略)を利用し、関連キーワードを探してきてくれるツールです。Google検索の場合は、Google Autocomplete APIを使っています。
月89ドルのプロ版にすると検索数が見れたりもしますが、無料版でも十分に活用することができます。
Instagramのタグ付けに悩んでいる美容師さんにもオススメです。
Google Autocomplete APIとは?
わかりやすく言うと、グーグルのサジェスト機能です。グーグルで何かを検索しようとした時、上記画面のように補完する関連キーワードが出てきますよね。これをシステムとして提供しているのがGoogle Autocomplete APIです。
Keyword Toolでは、何かのキーワードを入れるとAPI経由で関連キーワードを表示してくれます。
まずは参考に、実際に僕たちがやっているブログネタ探しを紹介します。
実際に弊社で行なっているブログのネタ探し
まずは大まかにキーワードを入れてみる
まず、当サイトは美容師さんをターゲットにしているので「美容室」とか「美容師」などと大まかに入れてみます。今回は「美容師」と検索してみました。
すると「美容師 〇〇」と調べているキーワードがなんと643件も出てきます。この中から、自分が知っている(ブログが書けそうな)2ワードを探します。
ブログのネタになりそうな2ワードで再度キーワード検索してみる
先ほどの643件の中から「美容師 ブログ」という関連キーワードを発見し、これならこのサイトのターゲットにハマりそうだと思ったので、今度は「美容師 ブログ」とKeyword Toolで検索します。
すると今回は177件出てきます。上記画像にもある「美容師 ブログ ネタ」というサジェストが出てきました。おお、これは美容師さんがブログを書こうと思っているけど、ネタに困ってるんだなぁ。。と推測できます。
そこで出来たのがこの記事です。(笑)
さらに3ワードで再検索して関連キーワードがないか調べる
上記までだと3ワードの検索対策になりますが、さらに関連キーワードがないか念の為調べます。調べてみたところ、上記画面の「もうこれ以上関連キーワードはないよ」という画面が表示されるので検索はここまで。あれば4ワードの検索対策をします。
今回の例では「美容師でブログのネタに困っている人」をターゲットに、ブログタイトルには「美容師」「ブログ」「ネタ」の3つのキーワードを入れて同キーワードで検索上位を狙います。
競合のブログ等を調査する
良質なコンテンツを作ることと、無駄な更新を避けるために、本当はこちらの競合調査まで行いたいところ。ブログネタ探しとはズレるので補足にしておきます。
狙ったキーワードの「美容師 ブログ ネタ」でグーグル検索してみます。
すると、もちろん既に同じキーワードで対策されているページが表示されます。もしも対策されていないキーワードが見つけたら独占ものですので、すぐにコンテンツ作りすると良いでしょう。
競合で上位表示されたページを数ページ見てみて、そこにはないコンテンツ+それよりも良いコンテンツを作ります。
今回の僕の記事であれば、同じ内容の記事はないので恐らく上位表示はできるはず。という算段です。このページを見ているあなたが証人です!(笑)
美容師さんがブログネタを考える時の活用例(1)
さて、僕たちのKeyword Toolの使い方を紹介したところで、実際に美容師さんのブログネタ探しをしてみます。
せっかく時間を書けてコンテンツを作るのなら、たくさんの人に見てもらえるブログ、更には集客が見込めるブログが良いですよね。集客を考えると美容室の商圏内のユーザーにウェブサイトを見てもらう必要があります。そこで、まずは地域名で検索していきます。
美容室の地域名で検索する
僕が育った町の京王線は上北沢駅にある美容室だった場合は「上北沢」と調べます。すると549件と膨大な数が出てきます。
もちろん、一番対策すべきは美容室関係のキーワードだと思いますが、しっかりと対策されているサイトであれば、それらは既に対策済みだと思います。
なので今回は「上北沢 ケーキ屋」なら上位表示する記事が書けそうだと思い選んでみました。
ブログネタになりそうな関連キーワードで再検索する
これ以上のサジェストはないので、この2ワードを使ったブログネタを考えて行くことにします。できれば3ワードまでで対策した方が上位表示が早いので、3ワード目があれば3ワードで対策します。
(競合するブログを調査する)
実際に検索してみると、食べログやYahoo!ロコ、ケーキ屋さんのサイトや地域サイトなどが出てきます。都市エリア(渋谷・原宿・池袋など)ではない限り、ブログコンテンツでもこれらのサイトより上位表示することが可能なので、この場合はこのキーワードでブログを書くことにします。
僕だったら「上北沢のケーキ屋○件のショートケーキを食べ比べてみた」みたいな記事を書きます。
美容師さんがブログネタを考える時の活用例(2)
集客を考えると商圏ユーザーに向けたブログネタがベストですが、サイト自体のグーグルの評価をあげるためには、全国ユーザーを狙った記事が効果的です。直接の集客には繋がりにくいですが、ターゲットが多い分サイト流入も多くなり、サイト自体の評価を底上げしてくれます。
メニュー名や商材名・トレンドワードで検索する
例えばモロッカンオイルを扱っている美容室の場合、「モロッカンオイル」で調べてみます。
これもたくさんのサジェストが出てきますので、その中から2ワード目を選びます。今回は「モロッカンオイル トリートメント」で調べてみます。
ブログのネタになりそうな2ワードで再検索する
調べてみるとまだまだキーワードが出てきますね。今回は「モロッカンオイル トリートメント 使い方」の3ワードをチョイスして、更に再検索を書けます。
これ以上はないことがわかるので、3ワードで対策していきます。
出てきた3ワードをネタにブログを書いていく
ブログのネタが集まったら、そこからブログを書いていきます。ただし、この全国ターゲットのキーワードを選択した場合には注意しておきたいことがあります。
- ターゲットがユーザーになっているか
- 本文内の見出しには他のサジェストキーワードも使用する
ブログのターゲットが時に美容師向けになっている場合があります。例えば「カラー オキシ 割合」なんてキーワードは確実に美容師さんが調べているキーワードです。ブログのターゲットを美容師さんにするのであれば問題ないですが、ユーザーをターゲットにしている場合はこのキーワードを選ぶべきではありません。
キーワードのターゲットが合っているかどうかの確認方法は次の章(ページの少し下)で解説します。
見出しに他のサジェストキーワードを使う理由は、全国ターゲットのブログの場合は競合が多いためです。競合が多い分、同じような記事は多くあり得ます。僕が「モロッカンオイル トリートメント 使い方」で対策するとしたら、本文内には「成分」「種類」「サイズ」など、サジェストされた3ワード目のキーワードを散りばめます。
大変ですが、、、書いても見られないのであれば時間の無駄になってしまいますからね。
ちなみに弊社の取り組みとして、美容室では編集長制度を作り、これら本文の内容をスタッフで分散して書いて1つの記事としてまとめる方針を取っています。これで一人あたりの負荷を減らしながら効果の高いブログコンテンツにすることができます。
補足:キーワードのターゲットが合っているか確認する方法
キーワードがターゲットと合っているかを調べるには、実際にグーグル検索で調べてみます。調べて上位表示されたページを見て、それが一般ユーザー向けの記事になっていればユーザー向けのキーワードです。
例えばそれが美容師向けのページになっていれば、美容師向けのキーワードと判断します。
なぜならグーグルの本質ですが、よく見られるページが上位表示し、ターゲットが間違っている記事の場合は上位表示しなくなるためです。
番外編:本気でやるならキーワードをエクセル管理する
さて、ここまででもヘビーだったかもしれませんが、本気でやるならこれらのキーワードをエクセル管理して、最強を目指します。
先に挙げた上北沢の美容室だった場合、極論「上北沢」関連キーワードを全て制覇したら最強になれるわけです。
そのためには、上北沢関連のキーワードを把握し、それらに対応するコンテンツを網羅的に作ることで最強を目指して行くことができます。
キーワードの数がわかれば、対策するべきページ数(=ブログ数)もわかります。どの期間で最強を目指すかを決めれば、あとは逆算して各コンテンツを制作していくだけです。
美容師さんが書くべきブログのネタ、見つかりそうですか?
上記の流れでブログのネタを探すことが出来るようになれば、地域で無敵の美容師になれるでしょう。
地域最強の美容室を目指す美容室オーナーさんがいらっしゃいましたらぜひお声がけください。一緒に地域最強のメディアを作りましょう!