こんにちは!「すべての美容室にウェブマーケティングを」三上龍志です。
働き方が多様化する中、ママさん美容師をパートや業務委託で採用するケースが増えてきました。ママさん美容師を採用したいあなたへ、美容室の採用専門サイトで求人に成功した事例をご紹介します。
目次
自社ホームページに求人サイトを追加して採用に成功した
今回事例の美容室は、2015年、都内に開業した地域密着型の美容室です。自社のホームページに求人サイト(求人ページ)を制作して、ママさん美容師の採用に成功しました。
求人サイトと言っても、ただ募集要項が載っているだけではありません。
サロンの取り組みや、これからこんな美容室を目指している、と言ったサロンオーナーの思い。ママさん美容師の働きたい環境を整備していること。今働いているママさん美容師やその他スタッフさんからサロンやオーナーの紹介など。
ママさん美容師さんが気になること、心配であろうことなどを解決できるサロンであることを真摯に伝える採用サイトにしました。
ママさん美容師を求人した経緯
この美容室とは、2015年の開業独立当初からのお付き合いでホームページを制作させて頂いていました。
ことの発端は、当時働いていた女性スタッフが数名立て続けに結婚・妊娠等で休職することになったことでした。めでたいながらもヘアサロン経営としては苦しい状態になることが目に見えていました。
そんな中、採用を強化したいということで、それまでホームページには募集要項とお問い合わせしかなかったところを、採用したいターゲットに向けてホームページを大改革することになりました。
そこでまず、どんなことを考えながらホームページの制作に至ったのかをご紹介します。
ママさん美容師が働きたい美容室はどんなサロンか?
当時から「パート美容師募集!」などとキャッチコピーを使っている美容室は山ほどありました。その中でも抜きん出るには、他のサロンにはない強みを作る必要がありました。このサロンで働きたくなるには何が必要だろうか?ここから制作がスタートしました。
ただただ採用サイトを作るだけでも効果はあると想定しましたが、子供がいるお母さんが働きやすい環境を作らないことには、募集してうまく採用できたとしても長くは続かないと考えたためです。
ママさん美容師が働ける時間帯は?
平日日中の時間に働きたいのがママさん美容師です。子育てをしながら働くわけですし、保育園や幼稚園に預けていられる時間も限られています。
園によっては土曜日に預かってくれたり、延長保育などもありますが、それはそれで有料だったりするわけで、遅くまで働いて家に帰って家事をして。。というのは現実的に結構厳しいんですよね。(私も1児の父として痛いほどわかります。。)
まず一番重要なのは、働く時間帯と休日の整備。これらが準備されていないと、ママさん美容師を採用したくても自分たちのサロンには来てくれません。
ママさん美容師はいくら稼ぎたい?
もちろん給料は多ければ多いほどいいでしょうが、現実的に払える金額もあります。
特にママさん美容師さんは前述の通り、平日日中に働きたいわけです。かたや、美容室にとって平日の日中と言えば比較的暇になりやすい時間です。これらのバランスを考えて、給与形態は選べるような形をとりました。
ブランクがあって自信のない美容師もいるのでは?
結婚や出産を期に美容師から離れたママは、久しぶりにハサミを持ってもすぐにカットはなかなかできません。
ブランクのあるママさん美容師でも優秀なママさん美容師はいるはずですし、そういった方々が再就職しやすい制度を作りました。
子供がいると急なスケジュール変更が必要な時がある
当該サロンのオーナーも、当時2才のお子さんがいました。そのため、子供が急に風邪を引いたり、体調が悪くなったりなど身を以て体験していました。
そういう自体にも対応できるようなサロン内の体制を整えることと、それらをスタッフに理解してもらう環境作りを行いました。
こんな感じで、サロンオーナーと「ママさん美容師はどんなサロンで働きたいか?」をみっちり話して課題を炙り出し、そのために必要な制度を作っていきました。
結果、ママさん美容師から求人のお問い合わせ激増!
激増と言えど、それまでゼロだったのですが、ママさん美容師からのお問い合わせが来るようになりました。
現実的にはママさん美容師を5人も10人も取れないので、泣く泣くお断りすることもあったようですが、サロンに必要な人材を獲得することができました。
なお、当美容室では、その後正社員や幹部候補の採用にも成功して、現在都内に3店舗と精力的に美容室経営を行なっています。